2008年9月11日木曜日

「西日本で肝臓がん患者急増」のソース

この記事などによると,三笠フーズが食用として流通させた米には,こないだの毒餃子騒動で話題になったメタミドホスのほかにアフラトキシンB1も混入していたようです.ウィキペディアのアフラトキシンの項目には以下のように書かれています(太字引用者):

アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれる(詳細はIARC発がん性リスク一覧参照)。主に、肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られている。アフラトキシンは少なくとも13種類(代表的なものは B1、B2、G1、G2、M1 の5種類)に分かれるが、毒性はB1が最も強い。(中略)
調理では分解せず食品中に残る


ところで国立がんセンターのがん情報サービスより次のような統計が:
80年代以降は日本の人口はあまり大きく増加していないにも関わらず,肝臓がん患者数が西日本を中心に激増しています.これが「もしや以前から中国の安い米を混ぜて食用に流通させており,しかも発がん性物質を大量に含む物も多く売られていたんじゃないか」という憶測をネット上に巻き起こしています(9月11日現在,「西日本 肝臓がん」でGoogle検索すると「三笠フーズ(大阪)のせいで西日本の肝がん発生率が急上昇している模様 」というページがトップに来る).

以前見たテレビ番組で,北京で売られている日本産の米は中国産の米の10倍近い値段が付けられるが,旨いので金持ちに売れる,という話が紹介されていました.これだけ価格の差があれば中国産の米をこっそり混ぜて「羊頭狗肉」な米で儲けようとする悪辣な企業は出て当然ですから,以前から中国産(に限らず,とにかくなんらかの理由で安い)米が流通していた可能性は大いにあると思います.

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