動画で伝説の原付バイク「ホンダ・スーパーカブ」は本当に伝説級なのか検証しているそうですが,動画を見るまでもなく記事に書かれた文章だけですごさが分かります:
- 食用油で動く
- 自重の5倍の荷物を積んでも動く
- 高さ22メートルから落としても動く
僕はバイクの運転はしないのでカブの細かい性能などはあまりわからないのですが,カブと言えば「過剰と破壊の経済学」(池田信夫)に面白い一節があったので引用.「破壊的イノベーション」の具体例です:
かつて日本メーカーは、アメリカの重厚長大技術に対する破壊的イノベーションで急成長した。ホンダが最初に「スーパーカブ」をアメリカに輸出したときは、物笑いの種だったが、従来の重くて大きいオートバイに乗れなかった主婦などに売れて急速に売り上げを伸ばし、ホンダはついには世界のオートバイのトップメーカーになった。ソニーのトランジスタ・ラジオも、最初は社内でさえトランジスタのような信頼性の低い阻止でラジオは作れないと反対されたが、盛田昭夫はその反対を押し切ってトランジスタ・ラジオをつくり、またたくまに真空管ラジオを駆逐した。少々話が逸れるようですが,アメリカの自動車会社も、日本の自動車メーカー進出で大打撃を受けたと言われています.かつてアメリカの自動車メーカーが多く工場を設置していたデトロイトに日本人が行くと今でも冷たい態度で迎えられるそうですから,よほど大きな変化があったのでしょう.
実は先ほど引用した一節の後には
しかし日本メーカーは、今では持続的技術を守る立場になっている。…と少々景気の悪い話が続きます。アメリカは自動車産業が日本にフルボッコにされても,ITや金融などのサービス業が大発展を遂げ経済全体では成長を持続しました(一応停滞もしていますし,最近は金融業がボコボコですが…)が,中国などの諸外国に追い上げられる日本が今度はアメリカのように上手く「方向転換」できるかどうか,正念場です.
2 コメント:
ちなみに俺は大学に
黄色のスーパーカブで通ってました.
さすがにパンクした時は走らなかったぜ.
パンクしても走ったら,さすがに物理法則を一部超えてる.
コメントを投稿