ホテル・カリフォルニアぐらいの超有名&名曲になると,イーグルス自身がライブで歌ったバージョンの他にアマチュア歌手がカバーしたりギターのコード解説(とおぼしき)動画といった関連動画などがあまりに多いために,YouTubeなどで原曲がなかなか見つかりません.↓が一番レコード版に近いバージョンだと思います.
ホテル・カリフォルニア
どういったきっかけかは自分でもはっきり覚えていません(おそらく親の影響)が,中学校から高校にかけてこの曲をやたらに聴きまくった覚えがあります.
僕はこのブログで歌を誉めるときには決まって歌詞も誉めているような気がしますが,例に漏れずこの歌ももちろん素晴らしい歌詞です.僕が洋楽で初めて歌詞を覚えた歌だったと思います.今,年を取ってから歌詞を読み返すと,受ける印象が中学生時代から変化している気がしました.
この歌の幻想的で不思議な味わいの歌詞については,ウィキペディアの項目に解説があるので,気になった人は是非歌詞と見比べながら,歌を聴きながら読んでみてください.
そういえば高校1年生の時,後に高校2年生以降の担任になる英語の先生に,歌の
So I called up the captain, "Please bring me my wine"の箇所に出てくる"spirit"って何スか?魂スか?と授業後に聞いたことがありました.当時はもちろん酒のことは全く知らなかったので,蒸留酒(spirit)の説明を聞いてもよくわからなかったんですが,今になってこの部分の歌詞を見ると,主人公がワイン(醸造酒)を求めているのに「spirit(蒸留酒)は1969年以降おいておりません」と返すところが,ウィキペディアの解説にもあるように1969年以降は精神性が衰退したという暗示のようでもあるし,どこか幻惑的な歌詞の世界観にマッチした倒錯したやりとりのようでもあるし,面白い.
He said, "We haven't had that spirit here since 1969"
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